被せ物の種類と治療費

被せ物の選択肢について

被せ物はその素材によって、保険が適用されるもと保険外(自費)治療になるものに分けられます。

当院では保険内治療を中心に治療を行っておりますが、ご希望の患者様には自費治療も選択肢に含めてご提案をさせていただいております。

昔は保険外といえば高額というイメージばかりでしたが、近年ではコストパフォーマンスに優れた新素材も開発されております。「もっと先にそれを知っていれば…」と後悔しないためにも正しい認識でご判断いただければ幸いです。 

歯はあなたのお顔を印象づける大切な一部でもあります。
お化粧や髪型、お洋服に気をかけるように、ご自身の歯も美しくしていただきたいのが私たちの想いです。

自費治療の被せ物「2年保証制度」

当院では、自費治療の被せ物(保険外で作製した被せ物)に、2年の保証をお付けします。
品質に責任を持ち、患者さんに安心してご利用いただけるよう保証する制度です。
保証内容につきましては、当院にお気軽におたずねください。

被せ物の種類と特徴

それぞれの被せ物のメリット・デメリットがわかるように、下記の4つの指標で評価しレーダーチャートにしました。グラフをクリックすると詳細にジャンプします。

  • 見た目… 本物の歯に近い見た目であること
  • 耐久性… 割れにくく経年劣化が少ないこと
  • 生体親和性… 体に負担がかからない材質であること
  • 価 格… 安価であること(安価 5~高価 1)
オールセラミックスクラウン ジルコニア
オールセラミックスクラウン e-max
メタルボンド
ハイブリッドクラウン
CAD/CAM冠(保)
硬質レジン前装冠(保)
ゴールドクラウン
パラジウムクラウン(保)

オールセラミッククラウン ジルコニア

特徴

仕上がりの美しさならやはりセラミック。⾦属をまったく使⽤しない、新しいタイプのかぶせ物です。セラミックという焼き物の⼟台(コーピング)にはジルコニウムの酸化物であるジルコニア(F酸化ジルコニウムZr02)を使⽤。

ジルコニアは腐⾷にも強く⾝体とも良くなじむことから医療分野でも広く使われている材料です。メタルボンドよりも光の透過性に優れているので、天然⻭と⾒間違うぐらい⾃然に仕上げることが可能になりました。

⻭科の審美性の⾼い治療でも『⽩い⾦属』と評価されるほど注⽬されている材料です。⻑く使っても変⾊がなく、⻭⾁に暗い影(シャドー)ができません。⾦属を使⽤していないため、⽣体親和性がよくアレルギーの⼼配もあ りません。

ただし、⼈⼯ダイヤモンドやスペースシャトルの外壁にも使われるほど硬い材料なので、対合⻭をすり減らしたり、⽋けやすいという弱点があります。⻭ぎしりが激しい⽅にはおすすめできません。

大変優れていますが、難点はとても高価であることです。

治療費の目安
12万円/1本
適用
前歯のみ

オールセラミッククラウン e-max

特徴

要確認)硬すぎない素材のため、自分の歯を傷つけないのが特徴です。耐久性があり、加工もしやすく、被せものだけでなく詰め物にも適しています。

メリットとしては金属を使わないので自然な美しさがあり、金属アレルギーの方も安心です。

デメリットは、金属のジルコニアには強度は劣る点と自費治療になるため価格が高価になります。 ご自身のお顔の印象を左右する部分かどうか、お洋服や装飾品、美理容にかけている費用を目安とし、ご判断されると良いと思います。

治療費の目安
要確認 詰め物 4万~6万円/1本、詰め物 
適用
前歯・奥歯

メタルボンド

特徴

⾦属の上にセラミックを焼き付けていますので、光の透過がありませんが⻑く使っても変⾊がなく、⾊調も美しく仕上がります。

⻭⾁に暗い影(シャドー)ができてしまうことがあります。

治療費の目安
6万円/1本
適用
前歯・奥歯

ハイブリッドクラウン

特徴

⾦属の上に70%の無機ガラスと30%の有機ガラスの細かい粒⼦からできた材料をはりつけています。

保険内治療で⽤いるレジン素材(合成樹脂)とセラミックの、ちょうど中間の素材と考えていただくと良いかと思います。

光は透しませんが、天然⻭に近い硬さを持っていますので、適合も良く、⾊調も美しく仕上がります。⻭⾁に暗い影(シャドー)ができてしまうことがあります。

またプラークが付きやすく、⻑く使っていると着⾊し、セラミックと⽐較すると耐久性も少し劣ります。

治療費の目安
3万円/1本
適用
前歯・奥歯

CAD/CAM冠 (保険適用)

特徴

自作のため要確認

「保険適用の白い被せ物はないのか」、「金属アレルギーで銀の被せ物ができない」という方におすすめなのが、CAD/CAM冠(キャドキャムかん)です。
以前は保険適用外の被せ物でしたが、使う歯によっては健康保険が適用されるようになりました。
とてもコストパフォーマンスが高い被せ物ですが、セラミックと比べて 柔らかいため表面に傷がつきやすく、不衛生になったり、徐々に変色します。

治療費の目安
型をとるところから装着まで概ね1万円/1本 ※健康保険3割負担の場合
適用
奥歯(4~6番)のみ ※条件付き

硬質レジン前装冠 (保険適用)

特徴

見た目が白い被せ物で保険が適用できるものの1つがこの「硬質レジン前装冠」です。
歯を守る為の必要最低限の機能になりますので審美性はほとんどありません。

⾦属にレジン素材(合成樹脂)を貼り付けていますので、光を透過しないため、⾒た⽬にも天然⻭ではないことがわかります。シャドーができます。

セラミックやハイブリッドに⽐べ軟らかいので、貼り付けてある素材が⽇ごろのブラッシングでも磨り減ってきてしまいます。数年で着⾊し、ツヤがより⼈⼯的に⾒えてくるので定期的に交換が必要となります。

治療費の目安
型をとるところから装着まで概ね1万円/1本 ※健康保険3割負担の場合
適用
前歯のみ

ゴールドクラウン

特徴

ゴールドのかぶせ物をおすすめすると「いまどき⾦⻭ですか︖」と驚 かれます。確かにゴールドクラウンは⾦属⾊が⽬⽴ちますから⾒える⻭には使えません。

しかし奥⻭の治療には⼤変優れた性質を発揮します。天然⻭より軟らかい⾦属(20K)を使⽤しているため、噛むたび にご⾃分の⻭にピッタリとフィットします。 対合⻭をすり減らすことも無く、⽣体親和性に優れているため、⾦属アレルギーの⼼配もありません。

⾦⾊であることと、⾼価であることが難点です。

治療費の目安
45,000円/1本
適用
奥歯(見えない部分)

パラジウムクラウン(保険適用)

特徴

保険治療内でできるので安価です。耐⾷性が少ない(酸化しやすい)⾦属を使⽤しているため、被せ物の中で虫歯が進行する「二次う蝕」を起こしやすいのが⽋点です。

治療費の目安
【保険適用】型をとるところから装着まで概ね7,000円/1本 ※健康保険3割負担の場合
適用
奥歯のみ

予め問診票を記入してご持参頂くことも可能です。A4サイズにプリントしてご記入ください。

アクセス

横手駅西口より徒歩8分。駐車場スペース10台。


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